顧問弁護士になるために必要なポイント

最終更新日 2024年3月31日 by f32f32

顧問弁護士は企業や個人と契約を結んで定期的な報酬を得ることができるため、弁護士にとっては理想的な契約形態であるといえます。
しかしこの契約を結ぶためには様々なポイントを押さえて活動を行う必要があり、また日々の活動にもいろいろな注意を払わなければなりません。
多くの人が理想とする形ではありますが、その領域に到達するためには日々の努力が非常に重要となるのです。

一般的な弁護士の特徴

一般的に弁護士は様々な人の相談を受け、その相談料や対応を行う場合の対応費用等を得ることで利益を得ているため、その案件がなければ収入を得ることができないと言うリスクがあります。
そのため様々な広告宣伝を行ったり、周囲に対して案件の確保を依頼するなど日々様々な努力を行うことが必要となり、毎日の活動が非常にリスクの高いものとなっている傾向があるのです。
それでも優秀な弁護士の場合には様々な案件を取り込みこれを解決することでさらに知名度を高め依頼を増やすことができるのですが、はじめのうちはなかなかこのような活動を積極的に行うことができません。
また依頼をする側も実績のない弁護士に依頼するとその結末を予測することができないため、様々な問題の解決の実績のある弁護士に依頼をするのが一般的です。
そのため多くの弁護士はなかなか収入を得ることができないと言う実態もあり、非常に難しい状況となっているのです。
さらに最近では弁護士の数が増えていると言う状況もあり、そのために様々な場面でも自分に仕事が回ってくる確率が非常に低くなってしまうことになります。
これらの現状を踏まえると顧問弁護士になる事は非常に有利な状況に自分を置くことができるほか、安定した収入を得ることができるので非常に良い立場とすることができるのです。

顧問弁護士になるためには

しかし、顧問弁護士になるためには多くの依頼を集める以上に様々な方面からの信頼度を高める必要があり、多くの実績を踏むことが非常に重要なポイントとなります。
依頼をする企業の側もいざと言う時に頼りにならないのでは高い顧問料を支払う価値がないと判断するため、その信頼を勝ち取ることが重要なポイントとなっているのです。
そのためには様々な案件を積極的に受けて解決し、知名度を高めることが重要です。
このような顧問弁護士を目指す活動をするためには、大手の法律事務所などに就職し様々な弁護士と交流を深めることがとても良い方法となっています。
法律事務所は多くの弁護士が1つの事務所の中で案件を分け合いながら解決を行うことが多くなっていますが、その中でも依頼人から直接依頼を受けることができるのは実績のある人に限られるものです。
しかし、弁護士事務所の場合にはその知名度の高い人のサポートで様々な案件を解決する場合が増えることになり、また偉い人と直接会う機会を増やすこともできることから自分の能力をアピールする非常に良いチャンスとなる事は言うまでもありません。
このような実績を積むことで依頼人から直接自分を指名した形での依頼を受けることも多くなるため、速いペースで様々な案件をこなすことができるようになるのです。

参考・・・自分の会社にピッタリ合った正しい「顧問弁護士の選び方」とは?

できるだけ大きな法律事務所で働くことが有利な方法

これは弁護士の実績を積むためには非常に重要なことであり、初めから1人で活動をするのとは大きな違いが生まれることになります。
そのため、顧問弁護士を目指したい場合にはできるだけ大きな法律事務所で働くことが有利な方法となっているのです。
法律事務所は勤めているだけで安定した収入を得ることができるものですが、それだけではなく自らの能力を高める上でも非常に有効なものとなっているのが特徴です。

しかし大手の法律事務所で働く場合には自分の本来の考え方とは異なる解決方法を行わなければならないと言うジレンマを感じてしまう場合も多く、これでは納得できないと言う人も少なくありません。
そのような場合には大企業の専属と言う形をあきらめ、個人の専属弁護士となると言う方法もあります。
この場合には大企業の場合に比べ報酬は少ないのですが一定の収入を得ることができる場合も多く、また案件が発生した場合にはそれぞれ個別に報酬を得ることができると言うメリットもあるため非常に良い方法となっています
これまでは個人で弁護士を抱える人は非常に少なかったのですが、最近では個人間の様々な問題でも弁護士を利用して解決をしたいと言う人が増えており、この際に自分のために対応をしてくれる人を選任で雇用したいと言う人も増えているのです。
この方法も決まった報酬を得るためには非常に有効な方法であるため、1つの選択肢と意識することが重要なポイントです。

まとめ

顧問弁護士はその企業や個人のために常に時間を空けておかなければいけないと言う考え方もありますが、実際には複数の依頼人を抱えていると言うケースも多いものです。
これらの様々なケースに合わせて自分の働き方を選ぶことも非常に重要なポイントとなります。
そのようなことを踏まえることが重要なポイントであり、安定した報酬を得るための近道でもあります。