洋上風力発電とはというものか

最終更新日 2024年3月31日 by f32f32

私達の生活は電気によって大きく変わってきました。
まず生活の基盤となる冷房や暖房について考えてみます。
電気が普及する前の相棒というのは、冷たい井戸の水を使って冷やすとか団扇であおぐと言うようなものでした。
暖房についても、木材や練炭などを燃やしてその暖をとるということは普通だったのです。
多くのことが、人力によって行われるというのが普通のことでした。

電気は私達の生活を一変させた

現在私達の周りにある電化製品は、ほとんど使えない状態だった訳です。
現代の社会にとってはなくてはならない、テレビやインターネットなどというものも電気がないと全く使えないものです。
このように電気は私達の生活を一変させました。
現代においては、暖をとったり涼しさを得るためにも電気を使って行うというのが普通のことになってきました。
具体的に言うと、現在ではエアコンを使って涼しさを保つということになっていますし、暖をとるという事もエアコンであったりヒーターを使って行われるようになってきています。

発電の仕組み

この様に、私たちの生活にとっては、電気というものは欠かせないものとなりました。
水道やガスに並ぶライフラインの一つになっているという風にも考えられます。
最近では自動車にも電気を使って走るというものも出てきました。
現代の私たちにとっては欠かせないものとなった電気なのですが、その大元でどのようにして作り出されているでしょうか。
皆さんもご存知かと思いますが、電気は電力会社の発電所で作られています。
その発電の仕組みにはいくつかのものがあります。
それぞれ特徴があるので、電力会社ではそれを組み合わせて使用するということを行なっています。

火力発電

日本で電力の生産において一番大きな割合を占めているものに火力発電があります。
これは石油などを燃やして蒸気を作り、それによってタービンを回して発電を行うというものです。
この発電の特徴は、石油などの燃料を燃やして発電を行うということです。
そのためメリットとしては、電力が発生する事をコントロールできるという点があります。
デメリットとしては、我が国では石油は100%輸入ですので、産油国の事情やその他の海外の事情によって石油が我が国の手に入らなくなるということが生じる可能性があることです。
また石油を燃やすと二酸化炭素が出ますので、温室効果による地球の温暖化への悪影響も考えられます。

原子力発電

その他のエネルギー源として現在使われているものに、原子力発電があります。
原子力発電の場合には、火力発電での燃料を燃やす代わりに原子炉の熱を使って水蒸気などを作り出しタービンなどを回して電力を発生するというものです。
この原子力発電のメリットは何かというと、少しの量の燃料で大きな発電量が得られるということです。
また一旦発電を始めると安定して電力を供給できます。
デメリットとしては、発電量を簡単には変えることができないということがあります。
またよく知られているように、放射性物質を扱いますので放射線が外に漏れて悪影響を及ぼすことがあるということです。

水力発電

その次に挙げられるものに水力発電があります。
水力発電は雨が降ってきたものをダムなどにためておいて、その水を低い所に流す時のエネルギーを使ってタービンを回して発電を行うというものです。
基本的に、この発電方法というのは環境に対して大きな影響を与えません。
しかし雨水を利用するということですから、自然状況に影響されコントロールできない部分も出てきます。
またダムをつくる事ができる場所というのも日本中どこでもというわけにもいきませんので、場所による制限を受けます。
更に割合としては非常に小さくなりますが、温泉地などの火山地帯において、その地熱を利用した地熱発電というものもあります。
この場合にも環境に影響を与えることはないのですが、発電に利用できる場所というのがかなり限られます。
また規模としても大規模なものはなかなか作れません。

風力発電

火力発電による地球温暖化への問題や原子力発電による放射線汚染などの問題から、自然の力を使った発電というものに注目が集まっています。
そのような中で注目されているものに風力発電というものがあります。
これは自然の中の風を利用して発電を行おうというものです。
ただ地上でそのようなことで発電できる場所というのは大変限られますので、より広い所として海上で風力を発電も行なおうという事が進められています。
特にオランダやイギリスなど開発が行われているものに洋上風力発電というものがあります。
これは風力発電の発電機を海上あるいは海の沿岸に設置して風力発電を行なおうというものです。
通常このような地域では常に風が吹いているというようなことが多くありますので、大変理にかなった発電方法であり自然に影響を与えないという意味で優れています。
Influx 洋上風力

まとめ

また地球の多くの部分は海ですので、海上のどこでも発電ができるということになれば、その電力量も大変大きくなることが期待されます。